慰安婦の強制性に関する会話 (2)/Giton
 
ターネットの使い方に慣れていないもので、話に混乱があったらすみません。

 千田さんの話でしたね。千田さんは、強制性という方向ではあまり考えておられなかったと思います。60-70年代の段階で韓国にも行かれて、元慰安婦にも会っているんですが、千田さんがようやく見つけて会った元慰安婦は、

「あなたは私の話を無理に聞き出して、それで何をしてくれると言うのか」と難じたそうです。

 そう問い詰められて、けっきょく、千田さんは体験談を聞けませんでした。しかし、この体験から、心の痛みのようなものが、元慰安婦から千田さんに強く伝わったのだと思います。ですから、千田さんは強制性を考えていなかったからと言って、この問題に対する理解に不足があったとは、私は思いません。

 1991年に金学順さんが名乗り出るより前のことですが、私も一度だけ、支援の女性に伴われて韓国の田舎で元慰安婦の方のお話をうかがいました。本人にとっては(少なくとも当時は)思い出すだけでたいへんな苦痛なんです。何度も叫んだり、…いろいろあって、おいとました時には夜が明けていました。
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