青春の記憶(小詩集)/宣井龍人
 
がただ一枚の絵となった
こんなとき
春夏秋冬の中に僕をみる

【すれちがい】
おかしくはない、なにも
昨日あった、太陽がなくなり
星たちは、地球の下に、落ちてしまった
今日という日が、燃えている
宇宙に、ひろがって
こんにちは、こんにちは
それでも、地球人は
起きて、食べて、働いて、寝て
この世に、住んでいるから、誰も知らない

【心は】
砂時計の下に埋まり時は死んだ
灼熱の仮面と化した頬を伝わる涙
我が命の息吹
伝えられない心の叫び

微笑にこそ愛は宿り
ものに動じぬ心はできる
爪弾くものは何でもよく
流れる愛が欲しかった



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