空のどこからか/
吉岡ペペロ
腹が鳴っていた
空のどこからか聞こえる飛行機のようだ
曇天に鳴る雷のようにも聞こえた
きょう一日悲しかった
手におえないことばかりだった
だれにも世界にも相手にされず
半分いじょう諦めながらも
それでも何とかしようとするのは
腹が鳴っていた
空のどこからか聞こえる飛行機のようだ
曇天に鳴る雷のようにも聞こえた
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