花弁/松本 卓也
自由 希望に愛と夢
要らなくなった言の葉に
花束を捧げてみようか
服従 責任 妥協と死
目を背けている意味達と
杯を酌み交わせたらな
しがらみを思い知らされて
生き様を足元に置いて
半分先の向こう側に
どれだけ生きていけるかな
どれだけ活きていけるかな
どんなに逝きていけるかな
何処を訪ねて進め行けば
何を残せて行けるのかな
要らなくなった言葉達と
見えなくなった導たちに
むくんだ足が標す跡は
一人きりの路を照らすの
未だ迷い躊躇う先に
微笑が零れてますように
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