自分に酔いしれる/花形新次
友人の結婚式で
ドリカムを熱唱する
新婦の友人代表がいた
確かに驚くほど歌は上手かった
しかし、新郎新婦そっちのけで
歌い上げるその姿は
許されるなら
ウェディングケーキに
顔を突っ込ませてやりたくなるほど
不快なものだった
その後に
新郎の友人代表として
愛のメモリーを歌う俺にとっては
尚更だった
上手くたってそうなんだぜ
それが下手クソもクソ
犬のウンコ並みだとしたら
ケーキ入刀で頭叩き割られても
文句言えねえんだぞ
ああ?
自称詩人なんか
それと一緒だかんな
この、クソ野郎!
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