痩せ我慢/信天翁
 
錆ついて 細く小さく 縮こまった
わが古家を 見くだすような
裏の隣りは
新築された豪邸が
( うらやましくはないけれど)
そっと 小窓をあけている
あたかも 
春が来たよと 囁くように・・・
「なんだって こっちは すでに
  初夏を 迎えているんだ ぜ」


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