ムーミンについて(その二)/tonpekep
のほとんどはこの弟のラルスがしていたのだ。このラルスのコミックスによって、ムーミンの人気は決定的なものになった。
現在フィンランドには、ムーミンワールドといったテーマパークや、ムーミン博物館などがあり、この精霊によって世界から観光客を呼び寄せている。もしフィンランドへ行く機会があったら、ぜひ行ってみたいものだ。
補足として。
「ぐるりと歩いて約8分」ていどの小さな岩島、クルーヴ・ハル島(通称ヤンソン島)に毎夏になると、トーベはボートで通い続け、そこに小さな小屋を建てて、ムーミンの物語を書き続けていたらしい。水道も電気も電話もないこの不便な島で、トーベはムーミン谷の精霊達と向き合い、そして空想の世界で語り合っていたと思ったら、何だかそれだけでひとつの童話になりそうだ。ここへも機会があったらぜひ一度足を運びたいと思った。
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