愛/
花形新次
自称詩人は愛について語りたがるが
愛の実体としての
愛液については語ろうとしない
何故なら
愛がなくても愛液は溢れる
ということを
経験上熟知している身体
もとい、からだ
deはなく
黙っていても
愛液が溢れるほどに
他人を愛したことがない身体
もとい、からだ
自己愛には溢れているけれど
このクソオナニー野郎!
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