宝石の島/stereotype2085
船に運ぶ
遠くから響いてくる呼び声 誰のものともつかない呼び声
僕らを捉えて離さず 奇跡の雫(しずく)が頬から
雫(しずく)は肌を濡らして 泥だらけの顔を洗った
ウェイディングテーマも霞(かす)むほどの 輝く旋律が届いてくる
僕らを初めて祝ってくれた 宝石の島はもうすぐさ
目の前で光る宝石の島 ようやくここまでたどり着いた
バッドエンディングはあり得ない 幸せだけが天井に木霊(こだま)する
魂と呼べるものがあるのならば そこで浄化(じょうか)されるのだろう
すべての罪もあやまちも すり抜ける過去と消えていく
初めから決められてたこと 初めから見えていたことも
それは 揺るがない 山のようにそびえてた
初めから知っていたことも 初めから分かっていたことも
それは 流れゆく 雲のように美しかった
足を踏みだした宝石の島で
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