朝靄の中で/
りぃ
幸せな朝を覚えてる?
雲は切れ切れに
日の光の存在だけを際立たせるあの瞬間に
私は生まれた
その存在を覚えてる?
震える手が触れるあの瞬間に
私は力一杯泣いた
触れて触れて生まれて触れて
繰り返されるその行為を
きっと愛した
ねぇ
君は笑うと思うのだけれど
それでも言ってくれないかな
ねぇ
私が生まれた日を覚えてる?
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