晴れた空に一つ星/
りぃ
人はいずれ帰るのだと思う
生きゆく人々の群れを掻き分け
愛しい人の下へ
優しい指先を思い出して
遠のく記憶は其の日のままに
手を取り合ったその日に
帰る
きっとその瞬間
嘆く人の声が
祝福に聞こえるのだろう
雨だろうが晴れだろうが
空には貴方の笑顔一つ
それが何よりの生きた証だから
戻る
編
削
Point
(1)