胃袋奇譚/
深水遊脚
引き込み線等身大のマシュマロを三日愛してまだ出られない
競泳用プールほどある揚げ油かきあげの具を誰も語らず
食えるわけねーだろと去る人間を内と外から麺が食い荒らす
隠れんぼバンズとパティの間に入り食べられてなお意地で隠れる
飴が降りまだ降りやまずこの街は果実酒の酔い会議は踊る
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