国語の授業/花形新次
 
大抵の自称詩人は
5流大学以下出身なので
学歴とか知識に対して
異常なまでのコンプレックスを持つが
自分は詩の愛好者だと思うことで
それを乗り越えようとする
つまり、学歴や知識がなくても
詩を読み、理解出来るこの感性は
自分の他選ばれた人間にしかない
特別なものだっつうわけだ

しかし、詩を読み、理解出来るという
ヒリヒリするような鋭敏な感性は
自分がそれを持っていると信じる
空想の中だけにあって
何処を探してたって
決して見つかりはしない
だって現実のおまえは
ちょっと頭の悪い
無駄に自意識だけ過剰な
めっちゃ困ったちゃんなのだから

大体、学生時代に
漢字が読めなくて
教師が教えてくれるまで
えっと、えっと
って言いながら待っていたおまえが
自称でも詩人なわけねえだろ!ドアホが!


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