パイプカット/花形新次
 
他人の作品を
切った貼ったして
その切り貼り具合で
良し悪しを判断するという分野が
自称詩の世界にあることを
初めて知った
なんだ、パイプなんちゃらって
言ったっけか?
そうそう!パイプカット、パイプカット!

へえー、すげえもんだねえ

んー、俺なら
やっぱり
宇能鴻一郎から頂戴するね

私、ジュンときちゃったんです
彼ったらもうあんなに立派になっちゃって
私の彼、ナメるのは得意なんです
いきなり口に入れられて
でも、不思議とイヤじゃなかったんです
恥ずかしい格好させられただけで
濡れているのが自分でも分かるんです
後ろから全部見られるのが好きなんで
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