君は宝物/
水宮うみ
君の「おはよう」で目覚め、僕は猫みたいにあくびをする
柔らかさというものは、あるときは光、またあるときは闇の形をとっていて、君の「おはよう」も「おやすみ」もなにかの奇跡みたいにふわふわしている
君がいなくなってしまったら、僕は眠ることも目覚めることもできないだろう
君の「おはよう」は宝物 君はいつだって明日を連れてくる
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