ひとりとふたり/
朧月
今はもう
友達がほしいとは思わない
ひとりがいい
だれかにあわせたり
あわされたりしたくない
なにを想っているのだろう
考えるのは無駄だと知ったから
同じ理由でペットも飼わない
二人分の夕食を作りながら
自分のことだけを考える夜
冷たい空気と一緒にあなたが帰ってきた
私はあたたかいのだろうか
お帰りと声にだして言った
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