誓い/
葉leaf
人のいない真昼
都市は連帯に悶えていて
都市の配管の末に一滴の誓いが芽生える
真昼の誓いは沙漠へと向かい
死の永続性を砂に誓う
涸れ果てた湖を
野獣の群れが飛び交っていく
無限に広がる誓いを残しながら
湖の誓いはほどかれて
物質の未練を救済していく
過ぎ去った夏
誰かの足音が愛に満ちていて
他の誰かに複雑な誓いを残した
誓いを解き明かすのは不可能で
夏はもはや過ぎ去ることがない
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