ラ・カンパネラの奏多(彼方へ/kaz.
 

♪破れかぶれの♪
♪みかじめ料で♪
温水に挟まれた二つの音符
ラ・ラ・ラ・パエリア

温州蜜柑に包まれた透明感のある世界地図の
中で僕は延びた如意棒のように?を描いたか
しら、頭文字を縦読みすると死ねになるシネ
マもしくはアクタラシアあるいはアタラクシ
アつまり芥川龍の巣に住み着いた蛭の群れが
全盛期だった頃には雲色の塗り絵が耳の中か
ら転がり込み鼓膜を引き裂いて蘭童した《乱
動した〔動乱した】すみつきかっこが糠に釘
を刺したような輝きを放つようで道無き道は
延々とホメロスも誉め殺しな感じで《ギリシ
ャの香りを顔に塗りたくりテカるその面の反
射で君の目を潰す……泣いている鬱。榎本武
揚と冷蔵庫の業務用にぶち込んだ矢口蘭堂
の“シン・ゴジラなのです”が鹿威すときにカ
ラカラと渇いて三つ巴の日の丸に描かれた風
船凧を()揚げる、上げる、挙げる、手
を『0's・Ur・hand』という逆巻く炎の精霊
にカードバトルを挑むわたしが、いなかっ
た、わたしが、





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