メモ/水菜
なめらかに、交差されていく いちじょとすじ
傘に入るのは、いつだってひとりきり
帯
救われたいのは甘えたいのは、他にも居たのにね ごめんなさいね 遠慮してたのね あなた 遠慮がちに悪態に隠して寂しさを滲ませていたのね あなた 本当は、一番に救われたかったのは、一番に甘えたかったのは、あなた ごめんなさいね ひとつだけ ひとつきりの傘を奪ってしまって 私の陰で泣いていたひと あなた ごめんなさいね ひとりじめしてしまっていたこと 次はあなたがその傘をとる番よ 救われなさい あなた ごめんなさいね ノイズ 海の音は、それぞれでとても綺麗だ きらめき変わるいろ 表情に ふぅっ
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