詩という虫/朧月
 
詩は虫だ
生きているしとても小さい虫だ

いっぱいあしがはえていて逃げ足がはやい
つかまえることや飼うことはできない

目は大きくて大きな触覚がある
なんでも知っている未来さえも

私たちには
みえる人もいるしみえない人もいる
みえても忘れてしまう人もいる

だけど夢や希望のように
ずっとそばにいる
それが詩という虫
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