反復/黙考する『叫』
 
入れても 入れても
戻ってくる
溜めても 溜めても
消えてしまう

何も残っていない筈なのに
何かを吐き出したくなる感情を
一体どういたしましょう


何も残っていないこのザマを
何とも思わなかった日々を羨む
何かを吐き出したくなる感情に
駆られてしまった 今を呪う

背が痛み 身体は震え
息も出来ぬ苦しみに
何かを吐き出したくなる感情に
憑かれてしまった 今を呪う


入れたよ 入れたよ
満タンに
それでも いつしか
底がつく

何も残っていない筈なのに
吐き出した時に出てきた何かは
一体何と呼ぶのでしょう
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