除幕/なけま、たへるよんう゛くを
 
赤子の手をへし切る 悪魔憑きな為

グポジ ワニワニヤ ヒ ワニワニヤ ヒ

物陰から湧くわ 湧くわ
手の平で掬った小人が うじゃうじゃとまとわり付くの 騒がしく
ならばと得意に 大恩寄越した私に?もっと肉声の祝砲はあらぬかと 無心して
バウリンガルの電源を ジ・・・、とすがめる

ワニワニヤ(おとうさん)ワニワニヤ(おとうさん)グポジ(もどしてほしい)ワニワニヤ(おとうさん)ヒ(を)

片肺を閻魔大王様に空炊きされているような炭化した激情がまずあり、酷使に強く粉を吹く
心のあと半分は濃霧の濁流に慣性作用でごろ寝で浮かばされるがまま、群発、閃くに任せ
私がこの期に及んでむ
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