物語の日々/
服部 剛
窓から新年の陽は射し
部屋は暁(あかつき)に染まり
自ずと、両手を合わせる
机上に置かれた
題名の無い本の表紙を
そっと、開く
序章の頁(ページ)の余白に現れる
あなたの後ろ姿
本の中に広がる365日
笑いと涙で織り成す
物語の日々へ
ひとすじの足跡を…つらねゆく
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