何も知らない/
ユッカ
明日もきっと生きてしまう
野球選手にもラッパーにもなれないまま
ごはんを食べてふとんで眠って
どうしようもなく起きてしまう
あなたが望めば望むほど
何もできない自分に気づくせいで
かつて私を好きだと言ってくれた
人を遠ざけたいと思ってしまう
誰のせいでもないのに
最後に残った力で
なんとか開いたカーテンの
冬のひかりのまぶしさで
失明してしまいたいような
気がして
まっくらな部屋がこわかったのだと
やっと知る
鈍感なからだ
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