冬の朝/
狩心
くれて良かったと考える
もしくは、自分が知らないところで、誰かが笑ってくれていると捉える
もしくは、本当に自分が関係のないところで、誰かが何かで笑っている世界があると捉える
そして、それを伝えてくれた耳に感謝する
そして、それを届けてくれたお茶目な神様に話しかける
「わたしはまだ歩きたいのです。
寒さから守ってくれる衣服がいとおしいし、
腹ペコな胃袋もいとおしいのです。」
空は快晴で
耳に当たる強い風がまた
あなたのことを思い出させる
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