冬の朝/狩心
 
喧嘩はマイナスばかりではない
より良くしたいと同じものを見つめるために努力している
この世界が自分の認識で作られたもので、自分以外だれも居ないのではという、子供の頃の孤独と戦っている
そしてそこにあなたがいると、信じている

怒り、喧嘩して、嫌いになるかもしれない、しかしそこでもし、同じものを見つめる事ができるなら、また、
話しかけてはくれないか

とぼとぼと歩く冬の並木道は美しく、
果てしなく長い

人の笑い声が聞こえて、辺りを見回しても、人の姿は滅多に見つからない
その時わたしは、自分が人に笑われて馬鹿にされているとは考えない
もし仮にそうであったとしても、笑ってくれ
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