教室/
ららばい
学校では
孤独が一番怖かった
そうならないように
必死になればなるほど孤独だった
昨日のおわりが
今日のはじまりではなく
今日のおわりが
明日のはじまりではなく
あらゆる不幸を想定して
リセットされたまばゆい空間に
当てもなく飛び込んだ私は
当てもなく放り出された私たちと
目配せし合った
瞳の中に映し出された色で
ようやく
今日を生きのびられることを悟る
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