46×3/
ただのみきや
中の 戸惑いは
為す術もなく 煮えたぎる 抜け目ない 捏造の 逃れ
はかなさの 膝枕 ふざけ合う 変幻に 解(ほど)かれる
真砂の時 蜜柑色した 胸元に 目を伏せ 黙し悶えて
焼け焦げる 赦しのない 揺籃へ
螺旋に果てて 理性は 瑠璃色の 霊を 論じはしない
忘れられない顔 を 雲母のように
《46×3:2016年12月3日》
戻る
編
削
Point
(11)