ポップ・フィールド/ひだかたけし
 

一気に切断突き放し
狂態変態突然変異

あの空白ノ静けさガ
この失調冷熱震え苛立ち
ふっと打ち消し
ひょいと再びやって来るマデ
分け入る界を半ば自棄糞で
更に掻き交ぜ掻き分け掴み進む

歩いて歩いて歩いて歩いて

いつしか外部は内部と接続し
内部は何処までも開かれ澄む

コレハ今宵
薄光空の水の色!

ソノ時 不意に
アノ空白ノ静ケサガ

、、、
 
そうか ならば
己の肉の衰弱自然
滅びるその際にのみ
界の真実は明かされ
然るべき形式獲得され

それはもう詩ではない
詩だけが喚起する
死の向こうの
ポップ・フィールド

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