世界はあなたのそのひと枝で/水菜
 
兄ちゃんみたいになってくれないかなぁと思います

勝手に、懐いてしまって、ごめんなさい
私も、まさか、こんな気持ちになるなんて
想像も出来なくて、一番私がびっくりしてるんです

私は、いつまでもこんな子どもみたいな童話の心を持ち続けると思います
私にとってそれくらい私の心の世界は大事なものなんです

その世界にひと枝、希望の花を接ぎ木してくれたあなたが
どんなに大事な存在なのか
あなたには伝わらないと思います

その事実は、私にすこし、寂しくて、同時にすこしわくわくすることでもあります

知らない世界や、宇宙のきらめき、美しさを初めて教えてもらった人みたいに、違う世界を泳げる可能性をそのひと枝が私に指し示すから

私は、その度に胸膨らませて、その素晴らしさを言葉にするんです

それが、あなたにとって何気ない言葉の切れ端に過ぎなくとも
私には、それが宝石に成り得るから


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