塑像 (十)/
信天翁
こころが
あれこれ 指図しても
からだが
言うことを 聴いてくれなくなった
卒寿を迎えた おひとりさま
いっそのこと
あの青い空の
白い雲に とけてゆきたい
灰色のかげとなって も
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