鴉なぜ、鳴かないの/もっぷ
 
悩んでも どうしたっても
こうしているのって大変なこと
それならすこし休もう と
生まれて初めて横たわってみた(たとえば、と思って)
たとえば、と思って横たわったそのことがまた
かえって目立ってしまう
どうしていいのかもうわからない/そのとき翼が頼んだ
羽ばたきたい!
、謝ると その鴉は 世界に耐えることの限界にきて
ふと、できたことは
感じたくない空腹を感じ続けることだけでした


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