塑像(八)/信天翁
 
ことしも 

庭の柿の葉が

一枚 一枚と散ってゆき

やがて 冬の裸木になるだろう

まるで 俺の老体のように

でも やがて 春には

芽を吹き 葉をつけるだろう

おいらもゆめを抱いてゆきたい




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