理想の朝食/
北井戸 あや子
とっくに舐めくさり尽くした理想犯しながら
飯掻き込む横目で見てる
明日の天気予報と交通情報しか頭にない
地球儀みたいに脳みそ回して
そのくせなんも伝えられん感じられへんまま
汗ながして肉捏ね続けとる
アホみたいやなあてぼやいて
下半身動かしてたら誰でもアホやって言う
とっくに舐めくさってもおまえはなお理想
やから、明日はパンとコーヒーだけでええ
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