好きな唄をいっぱい唄おう/水菜
本当に本当に好きだから、一緒にはなれない
やってはいけない
好きすぎるから、見せられないもの沢山あって
だから、結局は、無理なんだ
自分から離れるというけれど
離れない方がどうかしてる
私からあなたにあげられるものなど
何もないから
私では、あなたを幸せには出来ないから
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『鬼』
私、鬼じゃないはずです。
鬼の心は、あの淡い桜の木の花びらの下埋まっているから。
私、鬼じゃないはずです。
私は、悲しいって心を知っています。
ツキツキ痛むのにも気づいています。
私、だから、鬼を嫌えません。
鬼は、どこに居ますか?
あの、桜の花びらの下に埋まっています。
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