風の憧憬/千鳥
 




   生きとし生けるもの流逝くその姿儚く
   
   交差する瞬間広がる世界は

   集注、破壊する


   散散なる星屑を幾つ積上げたら

   権利は生まれるだろうか

   
   幾千に流れる流星でさえ

   祈りは月の舞台にあがれはしないだろう

   
   只只ひたすら歩くことで

   君の清新溌剌ナ心は僕に光を約束する
   
   この太陽に燃やされた地球に存在した生命に

  、木漏れ日の傍にあって優しく柔らかな時をくれる


   見知らぬ土地の路地裏でも確かに感じることが出来る


   だから今は夕闇に佇む影に君を映し出す事で

   僕は死に立ち向かう勇気と一握りの生を掴む事が出来る






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