私を殺しに来てほしい、ただし私よりも強いことを示せ/狩心
が、一定数値を超えると、
あなたは病原体として世界から吐き出され、ビッグバンを起こし、
新たな宇宙となる
そして今度はあなたがたくさんの細胞を飼い慣らす、
その細胞たちが病原体としてあなたから一定数吐き出されると、神からあなたに電信が届き、
今日一日の仕事はもう終わりだ、宇宙の外側で羽を伸ばせ
と言う、
あらゆるものに囲まれた部屋という服を脱ぎ捨て、透明な存在になり、天国を飛び歩く、
求めるということはそこにはなく、そこには何も無く、すべてがあった
私はそう記憶している
またあの場所に戻るのはいつになるだろう、
いずれ私は神を殺すだろう、
そして神がしていたことを担い、途方も無く長い、今までのすべての事柄の苦痛を遥かに超えた苦痛、を体験し、
誰かが私を殺しに来ないかと、
途方も無い時間と空間を見つめながら、
途方も無い魂の数を管理しながら、
自分以外の存在を本当に尊く愛し、待ち遠しく待ち遠しく、待ち侘びながら、
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