あいたち/
はるな
もうそれは溢れてて、熱くて
こわれるみたいに鳴っていた
わたしは切るところがなくなって
肌ざむい朝を待って 家をでる
やわらかいブーツとか、とくべつなジャム、
相槌がわりの歌詞やクレヨン、
ほつれはじめたアルバム、コルクボード、字
言葉よりまえからそこにあった愛たち
何万年もまえから、そもそものはじめから
それは溢れてて、熱くて、
どうしようもなく鳴っていた
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