Re:文学極道/5or6
読みました。
偏見なく、文を読む。作者の性別、年、人格、知能の良し悪し、病、社会的か反社会的か、その他諸々を抜いて文を読む。
隣の会話も気にせずに、一対一、精神の結合を試みる。
海馬の横にプラグを差し、ケーブルを相手のケーブルに繋げる。
脳髄に流れるイメージが脊髄に集まり、全ての神経が文字に繋がる。
細胞は行間に挟まり、血液は段落によって流れ、心臓は韻律によって脈を打つ。
肉体は本となり、開かれた体を全ての瞳に晒す。芸術とは何か?世界に必要なものなのか?
意識と問いかけは聞こえずにただ脳髄が流れるプラグを撫でながら涎を垂らし、虚ろな目でパソコンを眺める。
体臭は隣の部屋のOLが飼っ
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