鎖のない犬の酒/TAT
ねてシュパッと良いのが書けてレスも付く
んだけど
本当の本当にレスが欲しい時は死にたい救われたい夜癒やされたい夜は
レスが付く詩なんか書ける状態じゃあ
ない
んだ
まぁ今日は大丈夫だけどな
今日は歴史に残る天才的な詩が書けてるから問題ない
犬の酒はまだか
誰も彼もがまっ逆さまに堕ちてゆく
俺は樫の匂いのするバー魔の巣で
呆れられながら今日もくたばっていて
古いレコード達の隙間から
ニューバーバリアンズを引っ張り出して来て
これをかけてくれとせがむ
ガキのように
昨日のように
ところが今では基本的に他人の幸せをも願うように心がけて生きる事にしていて
俺も随分成長したもんだ
さすが俺だ
風や雲のようにゆくぜ
陽や追憶の唄のように流れ星のように
もう俺は不幸でもいいからとかカッコつけたりせずに
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