文学極道と国境/天才詩人
ならとても楽観的にはなれない情勢です。しかし肝要なのは、文学極道がいまでもそのような実験的試みを許す場であり続けていることだと思います。最後に、日本のムラ社会的メンタリティから私の発言を忌み嫌う方々も多いと思いますので、いちおう付記しておきます。文学極道は一つの「場」です。その意味において私やほかの誰かがそこを舞台にどんな実験をしようと、抒情詩や、伝統的な 作風を好む人も出入りするでしょう。当たり前ですが、文学極道の今後の方向性は、根底において重層的に話し合われていくほかありません。
追記
1.この文章を書いたあと、作品投稿・批評のプラットフォームを一から作るという難題を自分に課すべきだと考えはじめ、あらたなメディア構築に着手しました。1年くらいかけスローに楽しんでやってゆきます。
2.現行の文学極道発起人、関係者に対して最大限の敬意を表します。僕がここに書いたような自由な言論に場を与えてくれたのは、ほかならぬ文学極道ですから。
3.2016年8月16日脱稿、9月16日に全面改稿。(現代詩フォーラムバージョン)
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