即興/桂
曲がるとカタカタいうオンボロ車で次の街に
映画のようなワンシーン
いつ終わっても後悔はない
巡りゆく街から街
針葉樹林から南国の植物に変わっても
俺という人間変わらない
また飽きもせず詩を書いて
自己満足を続けてる
好きな女を思い浮かべて一人
オナニーしてるような寂しさ
実らない子宮
花弁はいつまで経っても開かない
だから俺は中出しを続ける
誰かの脳みそに俺のコトバが受精するまで
いつになったらこの詩は完結するのか
それはきっと生きてる限り心臓が脈うつように
この寿命が尽きるまで続く
止めどなく溢
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