月と湖/
はるな
もし猫と鳥が
人生からいなくなったら
どうやって詩を書こう
月がくだけて
湖に溶けてしまったら
どうやって恋をつづけよう
この夜が明けずに
空があかく焼けないなら
どうやって音を鳴らそう
そうして考えて
痛い体を横たえるときに
あなたがいなかったら
どうやってこの日々の
熱を知ればいいだろう
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