棒立ち/
志田陸
心のどっかにふわりとあるもの
感触はない
足音もない
でもあるとわかるもの
取り出せない
取り出したくない
でもあると言ってるの
強すぎる視線
私を見つめてる
それが確信させるの
そして涙を
そして決意を
そして全てを諦め
そして流れていく
涙が
足元が
空が
星が
時が
光が
ゴミ箱へ
分別はわからない
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