ボーダーライン/玉兎
 

きみがすきなもの、と
てをふれるから
かなしみも
さびしさも
たびにでる

ゆらめいているのは
ときおり みえなくなる きもち
だいじなものを だいじとつたえられるように
あたたかさにも いたみがあると しるの

あしたを またぐ ボーダーライン
とおくから やってくるものと
おともなく さってゆくものに
まきこまれてしまわないように

わたしは そっと ここで ただずんでいる


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