生/
朧月
道路の真ん中では
車にひかれた動物が痙攣している
歩道では
画面の動物を探すひとびとがいる
画面しかみていない うつっていないその目は
わたしは
それらすべてをみながら
走りすぎる 車で 無表情で
空も星も君の瞳さえも
みたくない気がする
汗が流れた
それが生きている証拠のように
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