原始のままに/
梅昆布茶
く柔らかい君の肉体を
不安定な僕の精神生活を
阿倍野橋魔法商店街を
遺伝子の配列が解明されても
いきなり誰かを理解できる訳でもないのだが
それでも接触を試みる
僕は自分に満足していないが
満足している友と働く
夜の静寂がかろうじて安定させるもの
僕の細胞をいつの間にか入れ替えてしまう時間に
新たなる反逆を試みる
文明なんてつい最近のことだ
僕はいつも通り原始人のままだ
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