音語〇響言.01/ひだかたけし
 
時空地平鳴るこの丑三つ時、
巨きなイキモノ、薄い黄色の光りの空間に、
のっそり静かに、立ち 止まる
 アァ イィ ウゥ 
  響音響響語響
 エェ オォ アァ
石切場の花崗岩に封印された三千万匹の蝶、
この夕暮れに一斉にに飛び立った
 オォ オォ オォ
  色響色響色響

うちゅうの宙の間でお茶頂き
頂きは白銀、爆弾回路
放たれ 花咲く お花畑
花花花は生殖器官
花 は 儚い少女
開いて 恋して 爆発し
鼻鼻鼻の鼻たれ小僧
走り回りはしゃぎ弾けて
もう朝焼け、か
 走
蘭 乱
 走
巨きなイキモノ、のっそり逃れ去りながら
一気呵成に加速膨張
ダークパワー オレガ媒介役 アタエマスル

("エネルギー恒存"の縛りニーチェを狂わせ)

 オォ エェ オォ エェ
 今日も直に暮れ夜と鳴る!
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