飛んで火に入る夏の虫/花形新次
 
自称詩人を誘き寄せるには
「インターネットで
あなたの詩を読みました。
感動しました。
是非とも
費用はこちら負担で
詩集を出版させてくれませんか?」
が殺し文句であることは
何度も言い過ぎて
自分でも嫌になるぐらいだが
集まって来た自称詩人を
始末する方法は
次から次へと
新しいアイデアが
浮かんで来るので楽しい

最近のアイデアは
阿呆面してやって来た自称詩人達を
大型トラックで轢くというものだが
残念ながら先を越されたので
また別の方法を考えている


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