ちょうどいい愛情なんだろう/DFW
 
たしのアトピーがそろそろ恋しくて
わたしはきみの低い鼻がなんか好きで
わたしの扁平足を世界一たいらだって
感動して定規を振り回しながら笑ったきみ
そのしぐさにちょっと照れたわたしは
世界一の卑怯者の玉座につかせていただくの

そしてわたしにはかたく締めつけてとろけさせる力が与えられる


ほつれた網戸のそとで
スゴいでぶ猫が
オナラをしてった
はやく帰ってきて
恋心っていうのは
きっとああいう音だから


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